私は、1年半前に日本に来ました。実習では、車の製造をしています。
日本に来た理由は、ルールを守ることについて学びたかったからです。ミャンマーでは時間を守っていませんでした。
日本では朝6時半に起きて、7時半に実習がスタートします。今では、時間を守れるようになりました。
生活で困ることは、言葉が分からない時や、道が分からない時です。そんな時は、指導員さんにメールを送って聞いています。
今、一番の楽しみは旅行です。
休みの日には、ひとり旅をしたり、会社のリーダーと車で遊びに行ったりしています。
鎌倉や京都、日本の各地のお祭りにも行きます。
日本で得たものは、技術や日本語能力だけではありません。それは、Jプロネットの研修施設で一緒に勉強した他国の仲間たちです。
医療法人社団晃進会の川崎みどりの病院で働くタンティ ソポア ヌルチャヤティさんは、長い間日本で働くことを夢見てきました。
今回の国家試験の合格は、在留資格を「介護」に切り替える大切な一歩。
更新の心配はなく、夢への一歩を踏み出しました。
今回の合格は、まだまだ夢の途中だと。
医療法人社団三医会の鶴川リハビリテーション病院の一員、マチェビャ ノヴィタ パダンさん。彼女の夢は、実践力を習得した今、改めて理論的な知識を修得すること。過去問や練習問題の中にある難しい言葉に苦労しましたが、その努力は実りました。
「介護福祉士試験に合格したことが驚きであり、嬉しいです。今後日本に介護福祉士として働き続けて、在留資格「介護」への切替をしたいです」ひと言、ひと言を丁寧に話してくれました。
応援してきた、弊社の入国後講習の専門講師のメンバーも大変嬉しい限りです。
株式会社豊田ほっとかんで働くハルタティさん。
新しいことを学ぶことへの情熱を胸に、介護福祉士の道を選びました。
彼女は独力で勉強を重ね、豊田市が開催する勉強会にも参加してきました。
各単元の要約や過去問に取り組み、試験合格の壁を乗り越えました。
「試験に合格することができてとてもうれしくこれまで努力してきた成果が報われたと感じており今後はより責任を持って仕事に取り組みたい」
自信ある眼差しが印象的でした。
彼女たちの努力と夢への前進は、支援してきた私たちに希望だけでなく社会を明るくしてくれるそんな気がします。
異国の地で介護福祉士として未来を築きたいという彼女たちの情熱は、新しい異文化交流を生み出し、共生社会の実現の追い風となることが期待されます。