日本語会話力を高める工夫
職場でコミュニケーションを図り、技能習熟を高めるには、日本語会話力が大きく影響します。Jプロネットの実習生たちは、日本語検定や作文コンクールなどを目標に、常に向上心をもって日本語習得に励んでいます。実習生たちにとって、技能だけではなく日本語を覚えることは、母国に帰ってからの強みともなるでしょう。
- 日本語検定報奨制度
- 各種日本語検定「日本語能力試験」「J.TEST」「NAT-TEST」等の受験を推奨しています。
合格者には報奨金を支給して、成果を称えます。全体の学習意欲の向上にもつながっています。
日本語検定合格者報奨金制度
- 日本語スピーチコンテスト
- Jプロネットが主催とする日本語でのスピーチコンテストを企画し、豊田市内にて全国の組合員(企業)の代表として選抜された技能実習生たちが集い、自身の成長した姿を披露します。家族や周囲への感謝、日本での思い出、帰国してからの夢などを日本語で語る姿に、見る側も感動をもらい、毎年、気が引き締まる思いとなるでしょう。実習生とともに組合員も積極的に参加する、感動のステージです。
2019年の新型コロナウイルス発生以降、開催を断念いたしましたが、Jプロネットは今後もこのような日頃の学習の成果を披露できる場を提供できるような企画を考えています。
- Eラーニング教材「カンナが行く!」
- 当組合の実習生ならびに特定技能外国人は無料で利用登録ができます。アニメーションを用いることにより、日本語能力ゼロベースからでも楽しみながら学習ができるほか、日本での生活体験が多く描写されているため、生活様式も併せて学ぶことができます。また、職場での会話力「話す」「聞く」に重きをおいたカリキュラムにより、配属時に求められるコミュニケーション能力を養うことができます。
- JITCO 日本語作文コンクールの奨励
- 当組合の技能実習生たちはこれまで、当該コンクールにおいて最優秀賞、優良賞、佳作など様々な表彰を受けることができました。日頃より向上心をもって日本語学習に取り組む外国人材が多くいることも特徴の一つですが、周囲のサポートの充実もまた一つの要素です。
Jプロネットの指導員はいつでもSNSなどで連絡を取り合うことができ、熱心な実習生、および特定技能外国人からたびたび日本語の表現について相談を受けます。自分のことばで考える力を学び、自分らしく表現ができるよう、経験豊富な指導員から適切なアドバイスを得ることができるでしょう。